用語の定義


建築主

建築請負契約の注文者のこと、または、請負契約によらないで自ら直営で工事を行う者と定義されています。
別の言い方をすると、工事代金を支払う人のことです。

【解説】
建築基準法の中で建築主の定義を行っているのは、確認申請・工事届・中間検査・完了検査といった行政庁への申請・届出義務を建築主に負わせているからです。
決して、建築主の利益を守るためのものではありません。
しかし現実には、委任状によって、すべて設計者や工事施工者がその手続きを行っています。建築主が書く書類は委任状だけ。印鑑も普通は設計者や工事施工者が用意しますから、押印は建築主は行いません。

これって、おかしくありません?

車の車検や名義変更ですら、名前と印鑑は自分で書いたり押したりしますよね。住宅って車より高いんですよ!(そうでない車もありますが)

設計者

設計図書を作成した者。
前のページと内容は同じです。

工事施工者

請負契約にもとづいて工事を行う者、又は請負契約によらないで自ら直営で工事を行う者。つまり、工事代金の支払いを受ける人のこと。
直営の場合は、建築主=工事施工者となります。

【解説】
工事施工者についての定義も極めて簡単なものです。それは、別に建設業法によって工事施工者に対する規定をしているからです。

欠陥住宅防止法では、ひとつの法律で失敗しない家づくりを目差しますので、いくつもの法律を見なければ分からないような法体系は採りません。

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