住宅の設備
住宅の設備工事の種類には、つぎのような種類があります。
- 給排水衛生設備工事
- 給湯設備工事
- 暖冷房設備工事
- ガス・灯油設備工事
- 換気設備工事
- 電気設備工事
- 弱電設備工事
給排水衛生設備工事
台所・洗面・洗濯・トイレ・浴室・散水栓など水を使う部屋への給水・排水配管と、器具の設計を行います。
実際には、器具の選定が主になり、配管経路や配管サイズは、あらかじめ決まっていて、特別難しい設計は必要としません。
給湯設備工事
給排水衛生設備工事と同様に、お湯を使う部屋への配管や、使用する器具の選定を行います。
特に給湯器の選定がポイントです。
熱源は電気・ガス・灯油から選びますが、ランニングコストを考えて選定する必要があります。
暖冷房設備工事
エアコン・ストーブ・セントラルヒーティングなどの機器の選定を行います。
ポイントは容量設計と、熱源の種類によるランニングコストの比較です。
ガス・灯油設備工事
ガスや灯油の配管経路の設計が主となります。
換気設備工事
第1種換気・第2種換気・第3種換気の3種類あり、現在は、自然給気+機械排気の第3種換気が主流となっています。
設計のポイントは、給気口から排気口への経路を、ショートカットがおきないようにすることです。高気密化された現代の住宅では、最も注意をして設計をしなければならない工事です。
換気性能が、人体への健康面に与える影響は非常に高く、また、住宅の耐久性にも関わる大事な設備です。
電気設備工事
電灯・スイッチ・コンセントの位置やライティングプランと、回路設計がポイントです。
回路設計は、1回路を15Aで設計しますが、ゾーンごとあるいは種類ごとに区分したり、専用回路を設けたりします。
回路の設計を間違うと、しょっちゅうブレーカーが落ちる原因になります。
弱電設備工事
テレビや電話の配線や端子の位置の設計がこれまででしたが、インターネットやマルチメディアの普及により配線経路はこれまでよりも、入念に検討する必要があります。
また、地上デジタル放送への転換時期に重なっており、常に最新情報の取得が必要となります。