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新築住宅の計画で最も大事なのはプランニング

住宅プラン、間取りとも云いますが、プランは単に部屋の大きさや配置を決めるものではありません。これから始める生活の仕方と、将来の生活スタイルを反映したものになります。

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プランの検討には十分な時間が必要

ハウスメーカーで建てるのか、工務店で建てるのか、設計事務所に依頼をするのか、方針が決ったら、次にすることは住宅のプランを検討することです。
建設する土地が決っている人も、無い人もまず、プランの検討がまっ先に行うことです。

土地をお持ちでない方によく見られるパターンが・・・・・
いきなり土地探しから始めることなのですが・・・・・
間違っています!!
土地探しは後からでいいのです!

土地探しはプランがだいたい決ってから

住宅プランの検討は、家づくりの最も大事な工程です。
ここを、性急にバタバタとやってしまっては、あとから後悔することも少なく無いのです。
建てるまでに時間がある人は、2年ぐらいはプランの検討をしてもらう方がいいのですが、そうも行かないケースもあり、少なくとも1ヶ月はビッシリと、プランの検討をして下さい。

住宅プランによって、生活スタイルが決ってしまいます。
だから、理想としている生活スタイルを実現できるプランでなければなりません。
しかも、住宅を建てたあとは20年、30年と生活するわけですから、将来のことも考えてプランを考えなければなりません。

老後のことを考えたバリアフリーなどは、あたり前になってしまいましたが、耐久性が向上している現代の住宅では、お子さんや、お孫さん世代が生活する住まいにもなるわけです。

プランは間取りだけでは無く、庭やアプローチ・サービスエリアなど外部空間との関係も考えなければなりません。
内外部を一体にして検討した結果、あなただけの望ましいプランが出来上がります。
そうして、そのプランが成立するような土地を探すわけです。

資金計画によっては、土地を探すことは無意味です!

土地購入費+建設費用 を住宅ローンでまかなう場合の手順によって、土地を先に探すことは無意味になってしまいます。
民間金融機関の住宅ローンを使った場合の、手順とスケジュールをご覧いただきたいのですが

住宅ローン

上のように、土地を見つけて住宅ローンの承認がおりるまで、最短では1ヶ月です。
土地の売主が大規模分譲地などで、ある程度決済・引渡しまで期間の余裕があるもの以外、個人の方が売主だと、出来るだけ決済をしてほしいということになります。
すると、土地を見つけてから決済まで最長でも2ヶ月ぐらいが一般的です。

そうした場合、土地を見つけてから工事契約を結ぶまでが1ヶ月ぐらいしかなくなります。
1ヶ月で、これから何十年と暮らす住まいのプランが出来ますか・・・・・?
ということなのです。

土地にあったプランを作るのは設計士の腕次第

土地をお持ちの方は、じっくりプラン検討に時間をかけることが出来ます。
前にも書きましたように、可能であれば2年間ぐらい検討期間を作ってほしいのですが、そうもいかないこともありますので、出来るだけ時間はかけましょう。

さて、土地がある場合には、土地の形状・寸法・方位・高低差など、始めから敷地条件が決っています。
敷地条件を前提にして、理想的な生活スタイルを実現するプランを作らなければなりません。
広大な敷地がある・・・・・こんな場合にはどんなプランでも出来るのですが、普通はいろんな制約の中で、より理想的なプランを作っていくことになります。

いいプランが出来るかどうかは、設計士の腕次第なのです。
ハウスメーカーで建てる場合、工務店で建てる場合、どちらの場合も、建主が設計士を選ぶ事はできません。
設計士を選ぶことが出来るのは、設計事務所に設計を依頼する時だけです。
建主にとっては、腕がいいのかどうかまったく分からない料理人が作ったものを食べるようなものです。
望んでいた味になるまでには、何度も作り直しをしてもらわないとなりません。

一級建築士の資格を持っていても、プランの下手な人はたくさんいます。プラン力は、経験と感性が必要です。

この記事も参考になります 【土地探しをあせってはいけない】

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