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職人さんへお茶やおやつを持っていくのは・・・

おやつ

工事が始まると、現場まで近いところに住んでいる建て主さんは、お茶やお菓子を持って行こうとする方がいますが、昔と違い工事の組織体制が異なるので「無用です」と言っています。

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合理化された分業体制が現代の住宅造りの現場

現場の職人さんたちへ、お茶やコーヒーを持っていかれる建主さんがいます。
気遣いでやっている人もいれば、義務だと思ってやっている人もいます。
これは止めた方がよいと思います。

受け取る職人さんたちは、喜ばないことも多いものです。

差し入れを持っていっても仕事の出来は変わらない

職人さんたちへの差し入れには、
『仕事を丁寧にやってほしい』
『釘一本でも余分に打ってほしい』
こんな建主さんの気持ちがあるようです。
人間は感情の動物ですから、こんなことに効き目があるってことも無いわけではないですが、個人の大工さんが請負って工事をやっていた頃と違って、現代は少し事情が違います。

差し入れよりは、現場でのコミュニケーションを楽しむ・・・ことに重点をおいてはどうでしょう?
昼休みや3時の休憩の時に、フラッと現場に立ち寄り、一緒にお茶を飲みながら世間話しをしてみる。

大工さんの出身は・・・・
ご家族は・・・・
休みの日にはどんな楽しみを・・・・
とか、強持ての職人さんにも意外と可愛い面があったりして、楽しいものです。

工事が終わり、現場での会話が縁となって、ずっと友達付き合いがつづくこともあったりします。
時にはメンテナンスの相談など、気軽にできることもありますし、せっかく自宅の工事を機会に知り合うことになった職人さんたちです。
この人の縁を大事にしてみてはどうでしょう。

施主と仲良くしてはイケナイ!

住宅会社には、職人さんたちが、現場で建主と直接話をしてはイケナイ という暗黙のルールのようなものがあります。
これにはいくつか理由があって、例えば、工事の変更を直接依頼されるとか、サービス工事を要求されるなど、工事の管理上困ることがあるからです。

建主さんとのコミュニケーションは、きちんとした挨拶をし、それ以上は深い人間関係を作ってはいけない・・・こんな雰囲気があります。
また、会社の内情を建主さんにペラペラ話してしまう・・・なんてことも、住宅会社としては困ることなのです。
だから、現場の雰囲気は昔と違って、どこか冷めたものがあるものです。

そんな事情があるので、とっつきにくいとか、話しづらいという感じがするものですが、本音は、話好きな人のいい職人さんはけっこういるものです。
せっかくの機会ですから、家づくりと共に友達づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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