住宅工事でトラブルになる原因のひとつに、住宅施工会社の打合せミスや杜撰な管理が行われているケースがあります。信頼することは大切なことですが、第三者監理という保険を掛ける方法もあります。
住宅づくりにも採り入れたいセカンドオピニオン
医療の世界では、主治医の他にも別の医師に相談や診断をしてもらう、セカンドオピニオンという考え方が生まれてきており、実際にそのようにして病と闘っている方が多くなっています。
住宅を造る時にもそのような方法があると、トラブルはかなり防げるのではと思います。
具体的には、建築士事務所に依頼して、ハウスメーカーやビルダーが行う工事を第三者として監理してもらう方法です。
建築工事における工事監理者について
住宅を建てる時には、建てようとしている住宅が法律の規定に合致しているかどうかを、行政庁や指定確認検査機関に確認申請を行い、設計の内容を確認してもらう必要があります。
建築工事を行う際には建築士が設計をし、工事が設計通りに行われるかを監理する建築士も必要です。
設計を行う建築士と監理を行う建築士は、同一の場合もあれば異なることもあります。それはどちらでもかまいません。
通常、ハウスメーカーなどでは、同じ建築士が設計と監理を行うように書類上は作成しますが、実際には部下の社員が行っています。
第三者監理を別の建築士に依頼する
設計と工事監理を行う建築士は、ハウスメーカーによって決められますが、それとは別に第三者監理を別の建築士に依頼します。そのメリットは
- 建築主の立場になって工事を点検してもらえる
- ハウスメーカーの一方的なペースにならないで済む
- 思わぬトラブルが起きた時に相談に乗ってもらえる
こんなことが考えられます。
特に思わぬトラブルが起きた時に相談相手がいるということは、すごく心強いものです。
ただし、第三者監理については、ハウスメーカーやビルダーは嫌がるかもしれません。そのようなメーカーは敬遠した方がよいかもしれません。
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