住宅を購入したり建てたりする時にお世話になるのが住宅ローンです。
住宅ローンは現在、民間金融機関から融資を受けるスタイルが100%となりました。
固定金利型・変動金利型と大きく2つの種類があり、固定期間特定型といわれる、変動金利と固定金利のあいのこのような商品が主流となっています。
ところで、住宅ローンを借りる場合に、必ず検討すべきことが2つあります。ご存知ですか?
返済計画は返済金額だけではない
住宅は人間の身体と同じように年数が経てば傷んでくるものです。必ずメンテナンスをしなければ耐久性は極端に落ちます。
必ずしなければならないメンテナンスの費用・・・・・どのくらいかかると思いますか?
30年間でおおよそ、400万円かかります。
月に均すと、11,000円となります。
この費用は、必ず行う必要があるメンテナンスに限定した金額です。
これ以外に、将来するかもしれないリフォーム費用をプラスすると、長期リフォーム費用はもっと増えます。
もうひとつ必ずかかる費用がありますね、そうです固定資産税と都市計画税です。
固定資産税と都市計画税は市町村税ですので、市町村によって異なりますが、大体税率は固定資産税=1.3%都市計画税=0.4% となっています。
この税率を課税標準額に掛けて税金を計算しますが、課税標準額は固定資産税と都市計画税では異なる場合がほとんどです。
簡単に税金を予測するには
評価額に税率を掛けて計算します。
住宅の評価額は建てた工事費の約半分が評価額です。
2,000万円の住宅であれば、評価額は1,000万円
1,000万円に固定資産税と都市計画税の税率 1.7%を掛けると 170,000円が年間の税金です。
現在は軽減措置があり、木造住宅の場合は当初3年間、この税額が半分になります。
土地の固定資産税と都市計画税も同じように考えます。
評価額は、相場価格の半分とします。
2000万円が相場の土地であれば、評価額は1000万円。
建物が建っている場合には課税標準額はさらに半分の500万円ですから、年税額は85,000円です。
合計すると年間約25万円の固定資産税と都市計画税がかかります。
返済計画には、これらを合わせて考える必要があります。
月返済額に3万円をプラスする
- 必ず必要なリフォーム費用=11,000円
- 建物の税金=14,000円
- 土地の税金=7,000円
合計すると32,000円となります。
つまり、住宅ローンの返済額プラス約3万円が毎月必要な費用となります。
このプラス3万円をあらかじめ計画しておかないと、やがてせっかく建てた住宅を手放すことになってしまいます。
期間固定金利タイプは何年返済がいいのか?
住宅ローンを借りる時に、必ず頭を悩ますのが、○年固定タイプを選ぶか?ということです!
金利が上昇傾向にある今日、長期固定タイプを検討する方も多いはず。
しかし、ちょっと待って下さい。
金利は低い方が、元金の減り方が多い!ということはご存知ですか?
借入期間の途中で、部分繰上げ返済が可能な方は、金利の低い短期間固定タイプを選んだ方が有利なんです!
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