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購入を決める前に点検したい中古住宅の耐久性と内覧で点検するポイント

ひび割れ

築数年という築浅の物件から築30年以上という古い物件まで、中古市場にはたくさんの住宅がありますが、中には買ってはいけない物件もあります。その見分け方をお伝えします。

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内覧時にチェックするポイント~室内

中古住宅の内覧では、リビングの広さとかキッチンの状態などが気になりますが、まず点検したいポイントは構造的なことや耐久性についてです。
このポイントがまずければ、どんなに立派なシステムキッチンが付いていても購入は見送った方がよい物件です。

床の傾斜
床に傾斜がある住宅は何らかの理由があるからですが、傾斜の勾配によって次のように判断します。

0~3/1000 問題は無いと判断していいでしょう
3/1000~6/1000 生活するにおいて支障があると感じたら購入は見送った方がいいでしょう
6/1000以上 重大な欠陥がある可能性があります
柱や壁の傾斜
床に傾斜がある場合は柱や壁にも傾斜があるのがほとんどです。判断は床と同様に行います。
床の振動や揺れ
床の上で軽く膝を屈伸しながら体重をかけるようにすると、床が大きく揺れたり振動するようなことがあります。床の構造部材のサイズが小さかったりすることがあり要注意です。原因が特定できない場合には購入は見送った方がいいと思います。
床下の乾燥具合
床下点検口や床下収納庫から床下の状態を確認します。カビ臭や湿気がないかどうかを確認しますが、乾燥具合が疑わしい時には、出来ればある程度もぐりこんでいって、土台の腐れやシロアリの被害なども確認します。
小屋裏の乾燥具合
押入れやクローゼットなどの天井に付いている点検口から屋根裏の状態を確認します。断熱材の施工状態や乾燥具合と、小屋組部材の腐れや金物の錆などを確認します。乾燥状態が悪く、屋根下地板に腐れなどがあれば、購入は見送った方がいいと思います。
開口部の廻りや入隅部の壁のひび割れ
下地材の乾燥収縮によって、内装下地ボードの継ぎ目にひび割れが起きるのがほとんどですが、ひび割れが大きくなっていたり、ボードの継ぎ目以外の部分にひび割れがあるのは要注意です。

内覧時にチェックするポイント~外部

基礎のひび割れ
建物の廻りをぐるっと一周して基礎の表面にひび割れがないか確認します。床下通気口が付いている基礎では、通気口の廻りにひび割れが入りやすいのですが、ひび割れの巾が0.5mm以上になっていたり、通気口の廻りでは無い部分にも複数ひび割れがある場合には、要注意です。
外壁のひび割れや変形
外壁材の種類によって点検のしかたや判断が異なります。よくあるケースを例として上げてみました。

窯業系のサイディング 窓廻りや継ぎ目のシーリングにひび割れや剥がれがないかを確認します。
換気フードなどの廻りがボロボロになっていないか確認します。
モルタル壁に塗装仕上 巾が0.3mm以上の大きなひび割れがないか確認します。錆水が流れた跡がないか確認します。
金属系のサイディング 端部や継ぎ手付近に錆が無いか確認します。
最近は金属製のサイディングを使用する住宅が多くなっています。金属製の外壁材は、仮に室内からの湿気の流出によるトラブルがあっても、外見上はまったく分かりませんので、新築施工時の信頼性が無い物件は注意が必要です。
更に、既存サイディングの上に金属製サイディングを重ね張りした物件は問題外です。
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