中古住宅の掘出し物件はオモテに出ない
希望の条件にピッタリ合ってしかも割安な物件・・・誰もが求めるお得な中古住宅ですが、こんな掘出し物はめったにあるものではありません。
掘出し物件を探して不動産屋を渡り歩いても、見つかるものではありません。
何故なら・・・掘出し物件は人目に触れないようにしているからです。
インターネットで探しても『商談中』となっているよさげな物件 あ~一足遅かったか! ・・・イエ、もともとあなたには買うことは出来なかったのかもしれません。
中古住宅にはすぐに売れるものと売れないものがある
すぐ売れるか売れないか、その違いは販売価格です。物件の状態がよく割安な物件は、3日で売れてしまいます。
- オープンハウスをやることもなく
- ウェブサイトに露出することもなく
- 不動産屋の店頭に出ることもなく
- 折込チラシにのることもなく
人知れず、3日で売れてしまうのです。
えっ! こんな物件出てたっけ?ということもありません。
誰にも知られず売れてしまうからです。
すぐには売れない物件が
- オープンハウスをやり
- ウェブサイトに露出し
- 不動産屋の店頭に掲示され
- 折込チラシに何回ものっかって
販売されています。
あなたが昨日見た中古住宅も、そんな物件のひとつです。
誰にも知られず3日で売れてしまう掘出し物件とは
ズバリ! 任意売買物件です。
住宅ローンの返済が滞るようになると、金融機関は保証会社に一括弁済を依頼することになります。
保証会社が住宅ローンの借り手に代わって一括弁済することを、代位弁済というのですが、代位弁済をした保証会社は弁済した資金を回収しないといけません。
その為の回収する手段のひとつが任意売買です。
任意売買は上に書いたような事情で行われます。
例えば、残債務が1,500万円ある物件の代位弁済を行った保証会社は、回収金額を決めるのですが、1,500万円をまるまる回収することは、ほとんどの場合難しいものです。
そこで、1,000万円を回収できればいいと判断しますと、任意売買を行う不動産会社に『最低回収金額1,000万円』と指示をします。
この指示にもとづいて不動産会社は販売活動を行うわけです。
この金額は、付近の同程度の物件相場より割安なものとなります。何故なら、保証会社は回収を急ぐからです。
このようにして任意売買物件は、中古住宅市場に出てくるわけですが、この物件の販売を依頼された不動産会社は、所有者である住宅ローンの債務者と専任媒介契約を締結して、販売活動を開始します。
不動産会社がまずやることは、REINSに物件を登録します。
REINSは不動産会社のネットワークで、一般の方は見ることは出来ません。
REINSに登録された物件情報を入手した、他の不動産会社はさっそく、自社の顧客の中に、この物件ならピッタリだという人を探します。
条件に合いそうなお客さんがいたら、まっ先にそのお客さんにこの情報を伝え、下見にいきます。
掘り出し物件を目にしたお客さんは、購入申込をすることになります。こうして、この物件は
- オープンハウスをやることもなく
- ウェブサイトに露出することもなく
- 不動産屋の店頭に出ることもなく
- 折込チラシにのることもなく
人知れず、3日で売れてしまうのです。
よい物件ほど表には出てきません、なぜなら、誰もがほしがる物件は売れてしまうのも早いもの。
希望を叶えるには、未公開物件を紹介してくれる不動産会社を見つけることが先決です。
希望の物件を紹介してくれる不動産会社を探してみよう!
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