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新築住宅の敷地にする土地の選び方と注意点について知ってほしいこと

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初めて住宅を建てようとする人の場合、土地を持っていないケースがほとんどです。そこで、どのような家を建てるかの前に、どこに住もうか? ということの方がより重要なことと考えるパターンが多いようです。

本当は・・・土地よりも建物の方が重要なんですが、これについては別の機会に・・・

ここでは、住宅の敷地を探す場合の考え方のヒントになるような話をしたいと思います。

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土地を探す時の優先条件

住宅を建てる敷地の条件としてまず挙げられるのが
建てようと思っている住宅が建つ
最低限この条件を満たさなければなりません。

先日、ご相談をいただいた中に次のようなものがありました。

お子さん夫婦が新築住宅を検討中で、通勤に便利な駅近の土地を見つけてきた。
そこに3階建ての住宅を考えているが、住むやすい住宅ができるのか心配だ。

というものでした。
駅近の土地ですから当然、単価は高い。したがって土地の面積は狭くなります。
その為、2階建てでは思ったとおりの住宅にならないので、3階建てで計画する。

誰でも、当然のごとくこのように考えます。しかし、相談をしてきた親御さんは土地の狭さが気になるし、3階建ても気になるのです。

このご相談をメールで見た時に真っ先に思ったことは、人口減社会に突入した現在とその30年後の社会です。

  • 予想されているような人口減の推移がそのまま進むと、30年後には、土地は余り空き家が目立つようになっています。
  • 高齢になると3階建ての住宅は、おそらく生活しづらいものになるでしょう。
  • 駅近には、もっと住みよい中古住宅がたくさん売りに出ている。
  • 転売したくても、土地の狭さがネックとなってなかなか買い手が見つからない。

こんなことを、わずかな時間の中で考えたのですが、30年後の世界を予言できるものでもありませんし、断定もできません。そのままを相談者の方にお答えしても、かえって不安感が増すばかりですので、相談者の方には「お子さんの判断を尊重されてはいかがですか。」と回答したわけですが、果たしてそれでよかったのどうか今でもスッキリしていません。

将来像をどこまで予想できるか

土地を探す条件もそうですが、住宅のプランニングを考える場合、将来のことも考えながら検討することが必要だと思っています。
現在の住宅は大変寿命の長いものですし、政府も政策として、100年200年もの耐用年数のある住宅づくりを進めています。

建てた住宅はお子さんはもちろん、お孫さんにも受け継がれるような社会がやってきます。以前のように25~30年で建て替えるということはなくなってきます。

そのような長い寿命を持つ住宅を建てる上では、将来の姿を予想してその変化に対応できるような住宅をつくることはとても大切なことです。
そして将来像を予想するということは、敷地を選ぶうえでもとても大切なことです。

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