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住みたい街ナンバー1の横浜市だけど住むならどこがいいのだろう~生活危険度を知っておこう

SUUMOの「住みたい街関東版2018」で1位にランクされた横浜市。
横浜と言うと「みなとみらい」の夜景を思い浮かべることも多いですが、意外と自然も豊かで実際に住んでみると魅力の多い街であることが分かります。そんな横浜市の住みやすさを“防災”の面から検証したいと思います。

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横浜市のハザードマップと生活危険度

このページのコンテンツは、横浜市が公開している各種ハザードマップと、交通事故総合分析センターのデータ、神奈川県の犯罪発生率番付にもとづいています。

自然災害ハザードマップ

横浜市では7つのハザードマップを作成しています。

  1. 地震マップ
  2. 液状化マップ
  3. 津波マップ
  4. 洪水ハザードマップ
  5. 内水ハザードマップ
  6. 高潮警戒区域
  7. 土砂災害ハザードマップ
地震マップ

横浜市の地震ハザードマップは3種類あります。
それぞれ各区別と市全域の合計19枚のマップで構成されています。

  1. 元禄型関東地震
    1923年に起きた“関東大震災”を上回る規模で1703年に発生した“元禄地震”。この地震の発生間隔が最短500年と言われており、今後200年以内に発生する確率が高い地震の想定震度マップです。
  2. 東京湾北部地震
    2005年の中央防災会議では、首都圏で起こる可能性のある18の地震の評価を行い、その中で首都機能に最も大きな影響を与えるのが、東京湾北部のフィリピン海プレート上面を震源とする地震です。
  3. 南海トラフ巨大地震
    中央防災会議が「今後おこり得る最大の地震」と想定しているのが、駿河湾から四国沖にかけて存在する“沈み込み帯”を震源とするのが南海トラフ地震です。

震度の予想分布を見ると、元禄型関東地震が最も高い震度になっています。

液状化マップ

液状化マップも地震マップと同様、3つの地震による液状化予測を表しています。
マップは各区別18枚の構成です。

  1. 元禄型関東地震
  2. 東京湾北部地震
  3. 南海トラフ巨大地震

東京湾岸は埋め立て地のため、液状化の恐れが非常に高くなっていることが分かります。

津波マップ

東日本大震災の教訓を活かし、津波災害への様々な対策を進めていますが、予測される最大の地震として、1605年に発生した慶長地震を対象にしています。
(慶長型地震予測:マグニチュード=8.5相当、予測される最大津波高=約4.9メートル、満潮に到達する海抜=約4.9メートル)

2013年にとりまとめた「津波からの避難に関するガイドライン」のガイドラインPDFデータで、津波災害予測の概要が分かります。

その他津波に関する情報は津波避難対策についてで確認してください。

洪水ハザードマップ

横浜市内で発生する洪水に関する予測図は各区ごとに分かれています。
*神奈川区、中区には該当する河川が無いのでマップはありません。

内水ハザードマップ

内水ハザードマップは、洪水と異なり排水設備の許容量を超えた雨量によって発生する浸水です。
各区別にマップが作成されています。

高潮警戒区域

1959年の伊勢湾台風と同じ勢力の台風が、東京湾に直撃した場合を想定して高潮の災害予測をしています。

高潮は強い風による“吹き寄せ”と、強力な低気圧による“吸い上げ”により、海面が上昇するものです。
湾岸部の海抜の低い地帯はほとんど浸水被害を受ける可能性があります。

》》 高潮警戒区域図

土砂災害ハザードマップ

全区を24枚のマップにしています。
*広範囲にわたり土砂災害警戒区域に指定されていない地域がある等の理由により、ハザードマップ上に区全域が掲載されていない場合があります。

道路交通の安全性

日常生活で気になるのが家族の安全、一番は交通事故です。

順位 市区町村 人口(万人) 人/1万人 死者数
1位 山北町 1.1 2.73 3
2位 箱根町 1.2 1.65 2
3位 中井町 1.0 1.03 1
4位 中区 15.1 0.40 6
5位 湯河原町 2.6 0.38 1
6位 南区 19.9 0.35 7
7位 平塚市 25.8 0.35 9
8位 二宮町 2.9 0.34 1
9位 厚木市 22.6 0.31 7
10位 小田原市 19.5 0.26 5
11位 横須賀市 41.5 0.24 10
12位 磯子区 16.8 0.24 4
13位 瀬谷区 12.6 0.24 3
14位 川崎市川崎区 22.6 0.22 5
15位 三浦市 4.6 0.22 1
16位 伊勢原市 10.0 0.20 2
17位 秦野市 16.4 0.18 3
18位 川崎市高津区 22.5 0.18 4
19位 逗子市 6.0 0.17 1
20位 栄区 12.3 0.16 2
21位 青葉区 30.8 0.16 5
22位 座間市 13.0 0.15 2
23位 保土ヶ谷区 20.4 0.15 3
24位 鶴見区 28.8 0.14 4
25位 港南区 21.7 0.14 3
26位 横浜市全区 574.5 0.08 47
27位 泉区 15.5 0.13 2
28位 旭区 24.9 0.12 3
29位 川崎市全区 173.4 0.09 16
30位 相模原市中央区 26.9 0.11 3
31位 川崎市多摩区 20.5 0.10 2
32位 藤沢市 42.6 0.09 4
33位 川崎市宮前区 22.5 0.09 2
34位 神奈川区 23.4 0.09 2
35位 川崎市中原区 24.4 0.08 2
36位 海老名市 13.1 0.08 1
37位 川崎市幸区 16.2 0.06 1
38位 川崎市麻生区 17.3 0.06 1
39位 緑区 17.3 0.06 1
40位 鎌倉市 17.7 0.06 1
41位 相模原市全区 59.4 0.05 3
42位 相模原市緑区 18.0 0.06 1
43位 金沢区 20.2 0.05 1
44位 都筑区 21.2 0.05 1
45位 大和市 23.5 0.04 1
46位 茅ヶ崎市 24.1 0.04 1
47位 戸塚区 27.6 0.04 1
48位 港北区 33.9 0.03 1
49位 相模原市南区 27.4 0.00 0
50位 西区 9.8 0.00 0
51位 綾瀬市 8.5 0.00 0
52位 寒川町 4.8 0.00 0
53位 南足柄市 4.4 0.00 0
54位 愛川町 4.1 0.00 0
55位 葉山町 3.3 0.00 0
56位 大磯町 3.3 0.00 0
57位 大井町 1.7 0.00 0
58位 開成町 1.7 0.00 0
59位 松田町 1.1 0.00 0
60位 真鶴町 0.8 0.00 0
61位 清川村 0.3 0.00 0

犯罪の安全性

犯罪の少ない街も安心して暮らせる大事な要素です。

順位 市区町村 人口 認知件数
1位 中区 146,033 3,443 2.36
2位 西区 94,867 2,137 2.25
3位 川崎市川崎区 217,328 4,803 2.21
4位 大和市 228,186 3,801 1.67
5位 厚木市 224,420 3,709 1.65
6位 平塚市 260,780 3,535 1.36
7位 愛川町 42,089 549 1.30
8位 大井町 17,972 234 1.30
9位 海老名市 127,707 1,652 1.29
10位 小田原市 198,327 2,473 1.25
11位 藤沢市 409,657 5,027 1.23
12位 寒川町 47,672 582 1.22
13位 鶴見区 272,178 3,278 1.20
14位 南区 196,153 2,346 1.20
15位 綾瀬市 83,167 963 1.16
16位 瀬谷区 126,913 1,430 1.13
17位 川崎市中原区 233,925 2,572 1.10
18位 座間市 129,436 1,396 1.08
19位 川崎市全区 1,425,512 15,245 1.07
20位 伊勢原市 101,039 1,048 1.04
21位 箱根町 13,853 143 1.03
22位 川崎市高津区 217,360 2,232 1.03
23位 横浜市全区 3,688,773 37,488 1.02
24位 港北区 329,471 3,346 1.02
25位 金沢区 209,274 2,070 0.99
26位 泉区 155,698 1,499 0.96
27位 緑区 177,631 1,709 0.96
28位 開成町 16,369 156 0.95
29位 川崎市多摩区 213,894 2,019 0.94
30位 戸塚区 274,324 2,509 0.91
31位 神奈川区 233,429 2,108 0.90
32位 保土ヶ谷区 206,634 1,857 0.90
33位 横須賀市 418,325 3,739 0.89
34位 川崎市幸区 154,212 1,334 0.87
35位 二宮町 29,522 252 0.85
36位 茅ヶ崎市 235,081 2,002 0.85
37位 旭区 251,086 2,121 0.84
38位 松田町 11,676 98 0.84
39位 大磯町 33,032 277 0.84
40位 港南区 221,411 1,776 0.80
41位 都筑区 201,271 1,613 0.80
42位 磯子区 163,237 1,280 0.78
43位 南足柄市 44,020 329 0.75
44位 川崎市麻生区 169,926 1,222 0.72
45位 栄区 124,866 891 0.71
46位 相模原市中央区 270,913 1,910 0.71
47位 三浦市 48,352 339 0.70
48位 相模原市緑区 172,066 1,202 0.70
49位 湯河原町 26,848 186 0.69
50位 秦野市 170,145 1,168 0.69
51位 青葉区 304,297 2,075 0.68
52位 相模原市全区 718,492 4,828 0.67
53位 鎌倉市 174,314 1,147 0.66
54位 山北町 11,764 76 0.65
55位 清川村 3,459 22 0.64
56位 逗子市 58,302 368 0.63
57位 相模原市南区 275,513 1,716 0.62
58位 中井町 10,010 58 0.58
59位 真鶴町 8,212 40 0.49
60位 川崎市宮前区 218,867 1,063 0.49
61位 葉山町 32,766 141 0.43

横浜市内で住むならどこがよいのだろう?

SUUMOの「住みたい街関東版2018」で1位になった横浜市ですが、実は設問は「住みたい街(駅)」となっている為、横浜駅のある西区をイメージしているようですが、交通事故や犯罪率そして地震や津波などの自然災害を考慮すると、青葉区がイチオシでしょう。

青葉区には「たまプラーザ」や「青葉台」「あざみ野」など有名な住宅団地があり、丘陵地帯独特の豊かな自然を感じるスポットもたくさんあります。
横浜市の各区の中では東京都心に近く、4割以上の人が東京都内へ通勤しているといいます。

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