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4年連続ウッドデザイン賞を受賞した積水ハウスの作品

積水ハウスは2018年の「ウッドデザイン賞」を受賞しました。
ハウスメーカーでは他に、住友林業、アキュラホーム、タマホーム、大和ハウス工業が受賞しています。
積水ハウスは今回の受賞で連続4回となります。

ここでは、「ウッドデザイン賞」とは何かについてお伝えしたいと思います。

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積水ハウスが受賞した「ウッドデザイン賞」の内容

これまで積水ハウスが受賞した作品は以下です。

  • 2015年~木造住宅「シャーウッド」において、顧客の住まいに近い地域ブランド材を使用して、「地産地消」を実現したこと
  • 2016年~江東亀戸サテライトグローバルキッズ竪川園、内外を国産材でつなぐクリアビューデザイン、子どもと森を繋ぐ巣箱プロジェクトの3作品
  • 2017年~「森の教室」にて小学生を対象に行った木材に関するワークショップ、子どもにおける木質内装空間の抗疲労効果に関する研究の2作品
  • 2018年~住宅の長期使用を実現する木質材料の接着耐久性評価に関する研究、サプライヤーと実現する木材調達ガイドラインの2作品

「ウッドデザイン賞」とは

そもそも「ウッドデザイン賞」とは何か?ということですが
2015年にスタートしたもので

国産材の積極的な利用を促進する為に、木材のよさや価値を再発見するような製品や取組に対し、消費者目線で評価・表彰する制度

2015年スタートで今年が4回目です。積水ハウスは初年度から積極的に参加し、4回目の連続受賞となったんですね。
審査委員長は科学技術ジャーナリストの赤池学氏、審査員には、国立競技場の設計者で木造建築にも造詣が深い隈研吾氏、十日町市の自然科学館キョロロで有名な手塚由比氏など、“木”に縁のあるデザイナーや大学教授など16名による審査委員会が組織されています。

作品の表彰は3つの部門があり

  • ライフスタイルデザイン
  • ハートフルデザイン
  • ソーシャルデザイン

今年、積水ハウスが受賞した2つの作品は、ライフスタイルデザイン部門の技術・研究分野と、ソーシャルデザイン部門のコミュニケーション分野でした。

賞は応募方式で、6月上旬にに応募要領が発表され7月末までにエントリーします。
2回の審査を経て10月下旬にウッドデザイン賞が決まります。
その後、最終審査があって11月下旬に最優秀賞(1点)・優秀賞(各部門数点)・奨励賞(各部門数点)・特別賞(数点)が決まります。

過去の最優秀賞は以下の作品でした。

積水ハウス受賞作品の詳細

住宅の長期使用を実現する木質材料の接着耐久性評価に関する研究
ライフスタイルデザイン部門
現代の木造住宅において、構造体となる木材は集成材の利用が当たり前になってきました。
原木から製材されたものは乾燥による変形や品質のバラツキによる強度低下など、いろいろ欠点があり、集成材に対する信頼が高まると共に、価格的な安定供給の面からも、集成材は木造建築にとって無くてはならないものになっています。

一方、集成材の強度の源ともいえる積層部材の接着技術及び接着剤の品質・性能が構造強度を左右します。
特に木造住宅の寿命が延びてきた今日では、構造性能の劣化は深刻な問題となってきます。

この研究は本来は長期間の劣化実験が必要なところを、静岡大学との共同により短期間での実験を可能にした方法が評価されました。

サプライヤーと実現する、木材調達ガイドライン
ソーシャルデザイン部門
天然資源は消費すると同時に資源の再生を常に考えなければなりません。漁業に見られる漁獲枠の制限などもその一つです。
積水ハウスでは、2007年に木材の調達に関して独自にガイドラインを策定して、持続可能な木材の調達方法に取組んできました。

策定した「木材調達ガイドライン」は更に充実され、全国の木材産地との連携を進め、住宅を建設する顧客の住まいに近い木材を使用することが可能となり、木材資源の持続可能な取り組みが評価されました。

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