フローリングの張替や和室を洋室に変える時に無垢材を希望する人が増えています。無垢材は“高価”というイメージがありますが、最近はすごく手に入りやすいものが増えています。フローリングの種類やリフォームのポイントをお伝えしています。
床のフローリング 無垢材を使ってみたい
床の仕上材料は
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- タイル
- 畳
が一般的なところですが、住宅・マンション問わず人気なのがフローリングです。
マンションは下階への音の伝達を防ぐ、防音効果のあるフローリング材の登場により、マンションリフォームには、かかせない材料となっています。
フローリングで一番多く用いられるのは、合板に薄い無垢板の表面材が貼られた建材です。
しかし、昨年から合板材料の不足によって合板価格が高騰し、フローリングの仕入価格は倍になっています。
一部でブームになっている「無垢材のフローリング」との価格差が縮まり、「無垢材のフローリング」の需要が伸びるのではないかと思われます。
無垢材のフローリングの材質としては
- パイン
- カバ
- 赤松
- 栗
- 桧
- ケンパス
などたくさんの種類があります。⇒ 無垢材フローリングの新情報
無垢材のフローリングは、自然の味わいが大きなポイントですが、万が一傷が付いても、合板フローリングと異なり、表面が剥がれて下地が見えるということがありません。
傷が付いても、奥まで同じ材質のフローリングですから、サンドペーパーでこすったりして、塗装をすると、傷が目立たなくなります。
フローリングへの張替
フローリングのリフォームをする方法について解説します。
既存のフロアに重ね貼りする方法
既存がフローリングの場合には、重ね貼りをお奨めします。
多少床の弾力性が減りますが、既存のフローリングの上に貼ることによって、剛性が高まります。
気を付けるポイントとしては、ドアの下に枠が付いている場合には、高さ関係が変わりますので、下枠よりフローリングが高くならないように気をつけて下さい。
同じ床面に、他の仕上材(例えばクッションフロアー)がある場合には、段差が出来ますので、同じ床の高さになるように、下地の高さを調整します。
巾木(壁の一番下の部分にある横木)を外してから、フローリングを貼る方がキチンと納まります。
既存の仕上げを剥がして貼る方法
既存の床が、敷き詰めのカーペットや、クッションフロアの場合には、剥がして貼ることになります。
この場合は巾木を取り付ける高さが変わりますので、必ず交換をします。
和室の畳を撤去して洋室に変える場合には、要注意です。
ほとんどの場合、隣接する居間やホールとの床の高さが違います。下地から工事をしなければなりません。
又、床下地には「根太」という部材が入っていますが、畳の場合には、根太の間隔は45センチに入っています。
洋室床の根太は30センチ間隔にしないといけませんので、根太を追加したり、交換したりが必要となります。
和室を洋室に変えるのは意外と費用がかかります。